2009年11月7日土曜日

キャブレター③ ~チョーク~

これからの時期、キャブレター車はエンジンがかかるまで時間がかかります。
頻繁に乗られていないバイクは特に機嫌が悪くて、エンジンがかかるまで一苦労します。

「寒くてエンジンがかかりにくいときは、チョークを引いてエンジンをかける。」

初めて買ったバイクの説明書には、こんなようなことが書いてありました。
確かに夏場はチョークも引かず、一発でかかっていたエンジンも
この時期になるとセルが空しく回るだけで、
チョークを引かなければエンジンはかからず、最悪バッテリーがあがってしまいます。

では、チョークの役割は何か?

「寒くてエンジンがかからないときに使うもの?」
「エンジンの回転数を上げて暖機するためのもの?」

チョークを使ってエンジンをかけた後、チョークを引きっぱなしで暖機していませんか?
エンジンの暖機を待てずに、チョークを引きっぱなしで走り出していませんか?

・・・・はい、昔の自分です。。


2000年式のインジェクション車に買い換えて半年ほど経ったとき、
私はバイク屋へ整備士見習いとして転職しました。

それまで、派遣社員として働いていたので将来が不安だったこと。
景気に左右されないよう、手に職をつけたかったこと。
以前から、車やバイクの整備に興味があったことが転職の理由でした。



話を戻します。
その転職したバイク屋で、私はこのようなエンジンのかけ方、暖機の仕方をしていたので思いっきり叱られました。

私はそこで初めてチョークとは、

『冷間時にガソリンを濃くしてエンジンをかけやすくするもの』

そして

『エンジンがかかったらチョークはすぐに戻すもの』

と教わりました。

チョークを使った正しいエンジンのかけ方は

1.チョークを引いてエンジンをかける。
2.アクセルを開けて、またはアイドリング調整ノブを回して2~3000rpmでアイドリングさせる。
3.エンジンが止まらないようにアイドリングを調整しながら、チョークを戻す。
4.アイドリングを調整しながら暖機する。

となります。

基本的にチョークとはエンジンをかけやすくするだけのものなので、
チョークを引かずにエンジンがかかるなら、それに越したことはありませんし、
暖機中にチョークを引いておく理由もありません。


悪い例として、昔の自分のようなやり方でエンジンをかけていたらどうなるのか?


チョークを引きっぱなしで暖機をしていたら・・・・

ずっとガソリンの濃い状態が続くことになるので
そのうちプラグがカーボンまみれになってエンジン止まります。
セルを回しても火が飛ばないのでエンジンかかりません。


エンジンの暖機を待てずに、チョークを引きっぱなしで走り出したら・・・・

ずっとガソリンの濃い状態が続くことになるので
同じようにそのうちプラグがカーボンまみれになってエンジン止まります。
セルを回しても火が飛ばないのでエンジンかかりません。

こうなったらあきらめてプラグを外してカーボンを清掃するしかありません。

。。。。

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